EF15 標準形
- メーカー:カトー(KATO)
- ゲージ: Nゲージ
- 評価:





- 在庫あり
2010/02/06
今回は,先週入線したKATOのEF15のレビューを兼ねてレポートさせていただきます。
機械室側窓中央の3枚の窓ガラスにHゴムの入っていない,
いわゆる第4次から第11次形までの形式を余すことなく再現しています。
(TOMIXのは最終形の第15次形でした)
TOMIXとは発売時期が違いすぎるため,比較するのは気の毒なので,
KATO新製品に焦点を当てていきたいと思います。
まずはボディ周りから。
寒冷地仕様が標準となっていて,付属のカバーなしのホイッスルに交換しスノープロウを取り外すことで,
簡単に暖地仕様に変更できます。
彼の現役時代に私がよく見ていたのは土地柄暖地仕様でしたが,
スノープロウをつけた寒冷地仕様もなかなか精悍ですね。
ユーザー取り付け部品は,最近のKATO罐同様ワンタッチでしっかり簡単に取り付けられるナンバープレートのみ。
各自の好みでナックルカプラーにも変更できるよう,パーツが同梱されています。
細かい部品付けが苦手な方にとっては,直ぐ走れることが出来て非常に親切に出来ているといえます。
特筆すべき点がいくつかあります。
まず,印刷表現です。
車体側面向かって左右下端に印刷された換算両数や製造所等の表記箇所に,
きちんと1エンド・2エンド表示がそれぞれ印刷されていること(画像1)。
既に老眼が入っている私には虫眼鏡で無いと見えませんが,はっきりと読み取ることができました。
これはすごいと思いました。
他にパンタグラフの位置を示す△表示もありました(画像2)。
また,屋根上モニタールーフ窓にはクリアーパーツが埋め込んであること(画像3)。
これは先に発売されたEF65-500P同様です。
ただの風穴ではなく,KATOはしっかりと再現してくれました。
画像が3枚ずつしか載せられないので,続きを後に載せます。
後付のナンバープレートは4種類。
寒冷地仕様には96・97号機のどちらかを,
暖地仕様には79・111号機のどちらかを選択。
埋め込み標識灯パーツとしてプリズムが使用され,前面のグレードアップが図られています(画像4)。
ツララ切りはEF15では一般な標準タイプのものを再現(画像4)。
正面扉は輪郭のぼんやりした,よく見かけていたタイプ。
先台車は主台車と一体であるものの実感十分。
メーカー説明にもあるデッキ下に斜めに配置された担いバネの他(画像4),
開放テコは取り付け済み(画像4)。
車体中央左右にあるエアータンクもパイプ付きの別パーツにて再現されています(画像5)。
目立たない箇所ですが,車輪もスポーク仕様。
運転席もシースルー化され,見栄えがよくなっています(画像6)。
オプションのナックルカプラーはEF15の男前を上げるためには必需パーツですが,
連結車輌によってはアーノルトや他社TNを使用されていらっしゃる方もおりそれぞれのお好みになります。
ここではナックルに換装するためのポイントや注意点などを述べさせていただきます。
来月発売予定の同社EF16もほぼ同構造と思われますので,
応用できるかと思います。
まずは基本ですが事前に説明書をよく読み,手順を確認しておきます。
1)スノープロウ,前車輪を取り外しておきます。
2)カプラー押さえを車体から外します。
留まっているツメを押して外しますが,
この時跳ばしてしまう恐れがあるので十分に注意しながら作業します。
非常に小さな部品なので,跳ばしてしまうと紛失する恐れがあり,厄介です(画像8-(1))。
画像のように親指でカプラーを抑えながら,
人差し指でカプラー押さえが飛ばないようにするといいでしょう(画像7)。
もちろん余計な力を加えてデッキの手すりなどを破損しないように注意します。
3)スプリングを車体に付けたままにするようにして,アーノルトを外してナックルを取り付けます(画像8-(2))。
4)カプラー押さえを車体に取り付けますが,この時「カチッ」と音がするのを確認します(画像8-(3)(4))。
音がしないときはカプラー押さえがしっかり留まっていないという証拠。後から外れてしまいます。
5)車輪や寒冷地仕様にする場合のみスノープロウを元に戻して完成です。
純正アーノルトとナックル装着車(画像9)
これだけでも見栄えはぐっとアップします。
さて動力編です。
今回テスト車輌として,KATOのスハ43系・オハ47系とTOMIXのオハ61系,
混合19両編成でテストしてみました。
本来EF15は貨物用ですが,
牽引力テストということでご容赦ください。
KATO最新のフライホイールモーター搭載のおかげで,
超低速から滑り出すように走り出しました。
さらにトラクションタイヤが左右2箇所ずつ,計4箇所に取り付けられているので,
強力な牽引力を発揮しました(画像10)。
客車19両を停止から超スローで発進,3%勾配も難なく上り下り成功でした(動画1)。
あえて電圧を上げず,スロー運転にて実験。
次に3%勾配始めで停止させ,上り初めから微電流を流して超スロースタートさせましたが,
安定した低速で19両を引っ張り余裕の運転振りでした(動画2)。
こちらは更に電圧を下げ,スタート時の電流のままの走行です。
音も静かで走行性能は全く不満はありません。
強いてあげれば,ヘッドライトの色が電球色であったらよかったことぐらいでしょうかね。
また,常点灯ではないので,スロー発進時はライトが点く前に動き出します。
実車は電球ライトでしたが,高速走行時はかなり明るく照らして走っていたこともあり,
気にしなければこれはこれで,といったところです。
(いや,気になるかなぁ)
以上を持ちまして,レポート終了とさせていただきます。
長々とお付き合いくださいまして,ありがとうございましたm(__)m。