2010/05/20
先日報告した新潟の廃線巡りの続きです。
コチラは「蒲原鉄道」の廃線跡です。
「蒲原鉄道」は全線が運行している頃に一度だけ乗ったのですが、遠い記憶の中でしたので「新潟県の廃線を歩く/新潟日報事業社」刊とGoogleの航空写真を頼りに痕跡を捜してみました。
1カ所目は、信越線の「加茂駅」から加茂川沿いに上流に走る沿線を辿って、「村松駅」方面へと向かう所にあった大きな交換駅「七谷駅」跡です。
1枚目は、当時使っていた駅舎で、現在はこの地区の集会場になっていました。
2枚目は、その集会場後ろにある「ホーム跡」です。すっかり草に覆われてしまっています。
3枚目は、ホーム脇にある農協倉庫です。当時から有ったかは判りませんが、雰囲気を残している建物です。
蒲原鉄道2カ所目の駅跡は「冬鳥越駅」です。
が、駅の痕跡は全く残っていません。
しかし、駅に隣接していて今も営業している「冬鳥越スキーガーデン」に蒲原鉄道で活躍していた車両が静態保存されています。
資料では、開業初期から活躍していた「モハ1」と「モハ61」の2両だけでしたが、電気機関車の「ED1」もコチラで保存されていました。
1枚目は、モハ1を正面から撮ってみました。
2枚目は、モハ1の中に入って撮りました。
この車両は廃車後、一時倉庫として使われていたとの事ですが、とても綺麗に整備されていて、つい最近まで、走っていたんじゃないか?なんて感じさせられます。
シートも吊り革もとても綺麗で、丁寧に保管されていたのが良く分かりました。
3枚目は、モハ61内にあった料金表です。
こうして見ると、乗っていると今にも走りそうな感じさえしてくるものですね。
同じく「冬鳥越駅」に保管されている車両です。
1枚目は、モハ61を正面から撮ってみました。
2枚目は、同じくモハ61の運転席です。実際座って運転手気分を味わえます。
3枚目は、同じくモハ61の車内です。
コチラもとても綺麗に整備清掃されていて、気持ちのいい印象です。
「冬鳥越スキーガーデン」の従業員さんも「車両を見せて下さい」と声をかけると、とても気さくに声を返してくれて、とても気持ちよく見学させてもらえたのが、嬉しかったですね。
きっと毎日、この車両達を綺麗に掃除してくれているのでしょうね。「感謝しています!」
同じく「冬鳥越駅」です。
写真は資料では旧村松駅裏に保管されていた電気機関車ED1です。
どうも旧村松駅裏からコチラに移管された様です。
(駅裏に確認しに行きましたが、もう一両あったモハ31の詳細は不明です)
ED1は蒲原鉄道の初期から廃線になるまで活躍した車両です。
小さいながらとても頼もしいそんな奴ですね。
3カ所目の駅跡は「高松駅」跡です。
ココは「蒲原鉄道」の格好の撮影ポイントだった事もあり、よくココから撮られた写真がある様です。
1枚目が丁度、その撮影ポイントである国道290号線の跨線橋上から撮った「高松駅」跡の写真です。
2枚目は、「五泉市村松郷土資料館」に展示されている「高松駅」の写真です。
3枚目は、線路跡に降りてみた所です。ホームはすっかり草に覆われ、側面のコンクリートを残すだけの状態でした。
本当にのんびりとしたローカル線の駅だったのでしょうね。
最後に紹介するのは駅跡ではありませんが、「蒲原鉄道」の多くの資料が保管されている「五泉市村松郷土資料館」です。
コチラには写真にある様な「蒲原鉄道」を再現した模型が展示されています。
HOスケールで、とても精巧に作られていて、実際走らせる事も出来る様です。
(私が見学した時は、残念ながら動いてはいませんでした…)
見ていて、作られた方の「蒲原鉄道」に対する愛情をとても感じました。
また、蒲原鉄道に関連した資料が豊富に展示されていて、興味のある方ならば時間を忘れる、そんな空間かもしれません。
最後にこの資料館以外にもこの城址公園内には、蒲原鉄道の車両(モハ11)が静態保存されているそうです。(資料館の直ぐ傍にあった様ですが、私は気が付かなかったので見ませんでした。)
他にも、村松から五泉に向かう道沿いにも車両が保管されているなど、地域に深く根ざした鉄道だったのを感じました。
また機会があれば、もっとジックリと時間を掛けて廻れたらと思っています。